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2003年06月20日(金) 20時53分

[なんとかしてや!]「ヤミ金融」問題 「立ち直るのは自分の力」 /和歌山毎日新聞

◇収入に見合った生活を
◇仕事も辞めないよう助言
 ヤミ金融の被害者は、既に消費者金融に多重債務を抱えている人がほとんどです。借金を重ねる生活が、ヤミ金融被害を招くとも言えます。
 金融トラブルの被害者の会「あざみの会」(和歌山市小松原通)は「自分の力で立ち直る」をモットーに84年に発足。多重債務者の生活の立て直しを支援しています。
 専従スタッフの田中千鶴子さん(56)は「借金をしての生活は、他人のお金をあてにしているということ。債務者には、収入に見合った生活設計へと考えを改めてもらう」と話します。
 会に相談するほとんどの債務者は、収入を上回る借金を抱え、支払い優先の生活をしているといいます。会はまず、家賃や食費などの生活費を計算し、債務者の意識改革から始めます。勤務先への取り立て電話を苦にして退職してしまう人がいますが、自分の収入で生活するためにも、会は決して仕事を辞めないようアドバイスしています。
 県内の30代女性はヤミ金融業者に約56万円の借金をし、現在も取り立て電話に苦しんでいます。そのうえ消費者金融にも約800万円の債務があります。女性は自分で開いた店の事業に失敗し、5年前と2年前にも多重債務を抱えたことがあります。この時は夫に相談して整理しましたが、一部隠していた借金が徐々に膨らんで、三度多重債務に陥り、ヤミ金融にまで手を出してしまいました。女性は会に相談する一方、家族にありのままを話し、新しい職場で生活の立て直しを始めています。「もうお金に触るのも嫌」と、交通費程度しか持ち歩かないようにしているそうです。
 会は平日午後2〜6時に予約制で相談に応じています。電話は073・424・6300。 =つづく
 【小林多美子】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030620-00000002-mai-l30

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