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2003年06月20日(金) 00時00分

美人局、集団レイプ…不祥事続出 早大副総長ら謝罪会見 東京新聞

 “私学の雄”早稲田大学(東京都新宿区)が学生不祥事に揺れている。理工学部の学生による恐喝事件に続き、十九日には、集団婦女暴行の容疑で第二文学部の学生ら三人が警視庁に逮捕された。ラグビーの大学選手権では十三年ぶりに優勝、春の六大学野球でも完全優勝して気を吐き、「凋落(ちょうらく)」と呼ばれたワセダブランドの長期失墜から、ようやく立ち直りつつあった矢先の事件。大学側は同日夕、急きょ会見を開いて「二度とこのようなことが起きないよう対策を尽くす」と謝罪したが、苦悩は深い。

 「大学の社会的責任を踏まえ、学生が起こした反社会的行為について、皆さまに深くおわびします」。新宿区戸塚町の大隈会館で開かれた会見で、早大の渡辺重範副総長はこう言って、深々と頭を下げた。

 会見には渡辺副総長のほか、西本武彦、田山輝明両副総長、岩井方男学生部長の四人が出席。席上、少女とのみだらな行為を仕掛け男性からクレジットカードを脅し取った美人局(つつもたせ)事件で、十七日に恐喝容疑で再逮捕された理工学部三年金田大介容疑者(20)を退学処分にしたことが明らかにされた。

 また、イベントサークルの飲み会に参加した女子大生に暴行したとして、婦女暴行容疑で逮捕された第二文学部二年和田真一郎容疑者(28)ら三人についても、渡辺副総長は「退学を含む厳しい処分が予想されます」と硬い表情で語った。

 和田容疑者が所属していたサークル「スーパーフリー」の説明などをする四人に苦渋の表情が浮かぶ。言葉にこそしなかったが、在校生、卒業生が誇りにしているワセダの名を、このようなハレンチ犯罪で汚された悔しさがにじむ。

 「ゼミやクラスを通じて、徹底的に学生を指導する」と繰り返す西本副総長。だが早大には正規のサークル約七百団体以外にも、無数の未届けの団体がある。結局、同副総長も「未承認サークルまでは規制はできない。指導には限界がある」と認めざるを得なかった。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030620/mng_____sya_____003.shtml

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