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2003年06月20日(金) 12時32分

またしてもなりすまし詐欺、今度は Best Buy が標的にjapan.internet.com

Eコマースサイトが相次いで詐欺メール攻撃の被害にあう中、家電小売りチェーンの BestBuy ( NYSE:BBY ) は18日、利用者に対する詐欺メールが横行していると発表した。問題のメールは、クレジットカード番号の盗難に注意を呼びかける内容で、Best Buy の不正対策部門を装ったサイトへのリンクをクリックするよう促し、個人情報を不正に収集しようとするものだった。

詐欺メールに記載してあるリンクの表記は、「http://www.BestBuy.com/fraud_department.html」となっているが、実際のリンク先は、偽の Best Buy ページ (URL は www.digitalgamma.com/fraud.html) になっていた。偽のページには、社会保障番号などの重要な個人情報の入力を求めるフォームを掲載していた。Best Buy に限らず、オンラインオークションの eBay ( NASDAQ:EBAY ) や、同社子会社でオンライン決済サービスを手がける PayPal もまた、同様の 詐欺行為 の対象となっている。

Best Buy はインタビューに応え、詐欺メールの発信数については把握していないが、世界中の利用者が受け取っていると語った。Best Buy が問題に気づいたのは、利用者からクレームの電話を受けたことがきっかけだったという。同社は プレスリリース をサイト上に掲載したほか、消費者窓口電話の録音メッセージを、注意を呼びかける内容にするなど対応姿勢をみせている。また、顧客リスト全員に Eメールで通知し、サイトも注意を促すポップアップを表示するようになっている。同社はシステムの改ざんや侵入は起きていないと念を押しており、FBI の捜査に全面協力しているという。なお Best Buy は、 FutureShop GeekSquad 、それに MagnoliaHi-Fi といったサイトも運営している。

ちなみに詐欺メールの内容は、「当社は先ごろ、あなたのクレジットカード情報を使った注文を受けました。当社公式 Web サイトで、今年6月17日に受け付けた注文ですが、当社の不正対策部門は、この注文に疑いを持っています。つきましては、同部門が当社 Eコマースサイトに特別に設けたページへアクセスし、正しい情報を入力したうえで、今回の注文の確認、もしくは取り消しをお願いします」という、いかにもな内容だった。


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