悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年06月19日(木) 00時00分

悪質化 捨て看板に鍵 国分寺JR駅前鍵を付けて容易に撤去出来ないようにした看板=JR国分寺駅前で朝日新聞・

 撤去しても次から次へと設置される「捨て看板」。JR国分寺駅前の路上に最近、容易に撤去されないようワイヤなどの鍵をつけた新手の違法看板が目立ち始めた。中にはバイク用の太い鉄製リングの鍵を使う悪質なケースもあり、道路管理者の都は対応に苦慮している。

 「クレジットカードですぐに現金化できます」。JR国分寺駅南口のロータリーには18日現在、こんな文句と連絡先を書いた鉄製の看板が6個設置されていた。看板の脚部は全部、ガードレールの柱などに鍵の付いたワイヤや鉄製リングで結わえ付けてある。もちろんすべて違法だ。

 道路を管理する都北多摩北部建設事務所によると、鍵付きの看板は1年ほど前から見られるようになった。設置されるのは人通りが多い駅前が多く、金融業者の勧誘がほとんどだという。

 まず警告書を2〜3度はり、自主撤去を促す。しかしほとんど効き目がないため、ゴミ扱いとして強制撤去する。「細いワイヤならば専用の機械ですぐ切断できるが、太い鉄製リングだと、そう簡単にはいかない」と事務所の担当者。リングが切断できないため、ガードレールの柱のボルトを外したこともあったという。

 都道路管理部によると、鍵付きの違法看板は、都心では2年ほど前から出始めている。通行人の多い駅前や交差点に置かれ、特に設置が目立った東京駅前では集中的に撤去を続けたこともあった。ワイヤー切断のための機械は20万〜30万円と高額のため、「看板の設置が多いところから順次、配備しているが、なかなか追いつかない」(同部)という。
(6/19)

http://mytown.asahi.com/tama/news01.asp?kiji=2552

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ