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2003年06月18日(水) 00時00分
『返金する理由がない』 霊視力講習訴訟 被告側は争う構え （東京新聞）心霊相談を受けた際、「霊視ができるようになる」と勧められて受けた講習が当初の説明と違った内容だったとして、宇都宮市内の男性（３５）が心霊相談などを手掛ける有限会社サイオニクス研究所（群馬県太田市）に講習料百二十六万八千円の返還を求めた訴訟の第一回口頭弁論が十七日、宇都宮地裁（宮田祥次裁判官）であった。被告側は「男性は契約通り三日間の講習を受けている。男性は喜んでおり、講習料を返すべき理由がない。契約が解除できるという理由を示せ」との趣旨の答弁書を提出し、争う姿勢を示した。 訴状によると、健康に不安を抱いた男性は二〇〇一年九月、同研究所で心霊相談を受けた際、「三日間の講習を受ければ霊視ができ、病気もなおせる。上級者になればもうけることもできる」などと言われ講習を受けた。しかし「内容が最初の説明と全然違った」として講習料の返還を求めている。 原告側の弁護士は「霊視力がつく講習というものがあり得るのか。講習の内容そのものを争点にしていきたい」と契約の無効を訴えていく方針。 次回は七月七日。 （保立 真克） http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20030618/lcl_____tcg_____001.shtml |