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2003年06月18日(水) 21時42分

医療ミス:病院の過失認め6900万円賠償判決毎日新聞


 「静脈注射ミスで右腕がまひした」として、ゴルフのレッスンプロの男性(故人)の遺族が「昭和大学藤が丘病院」(横浜市)を経営する昭和大学に1億9400万円余の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は18日、6900万円余の支払いを命じた。井上哲男裁判長は「カテーテル(細管)を完全に装着しなかった過失がある」と指摘した。

 判決によると、58歳だった男性は98年6月、急性心筋こうそくで同病院に搬送された。薬剤投与のため、医師らが右鎖骨部からカテーテルを挿入する静脈注射を行ったところ、翌日から右腕が痛み始め、血流障害により、右手が動かなくなるなどの後遺症でゴルフの実技指導が困難になった。その後、男性は死亡したが、この医療ミスとは関係がない。

 判決は「挿入時に血管を傷つけたか、男性の日常的な動きでずれてしまうような不完全な装着だったため、薬剤が血管外に漏れて障害を負った」と認定した。【小林直】

[毎日新聞6月18日] ( 2003-06-18-21:42 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030619k0000m040076001c.html

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