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2003年06月18日(水) 15時29分

携帯電話が農業・漁業に活躍 温室の室温管理や密漁監視朝日新聞

 農業や漁業の現場で携帯電話の利用が進んでいる。温室の室内温度や密漁船の監視で、異常などを携帯電話の画面に知らせる仕組みだ。「作業の効率化につながる」と、システムを開発したNTTグループに問い合わせが相次いでいる。

 香川県高瀬町でランの温室栽培を営む井上敬子さん(55)は携帯電話が手放せない。朝6時、正午、午後6時の1日3回、携帯電話の画面に温室内の温度が表示される。指定した温度を超えると、呼び出し音とともに「警告」が表示される。

 自宅は温室から5キロほど離れており、以前は強い風雨があると、昼夜を問わず温室の見回りに出かけたが、「手間が格段に省けるようになった」。

 システムを開発したのはNTTドコモ四国。センサーで測った温度データを近くの基地局に無線で送信。データセンター経由でiモード対応型の携帯電話に発信する。

 無線やセンサーなどの初期投資40万円のほか、通信費がかかるが、昨年9月に農家を対象に売り出したところ、すでに四国で17件の契約があり、14件はミカンやイチゴのハウス栽培で、3件は養豚場や養鶏場の温度管理に使われている。

 大分県漁協は昨年末、NTTグループが開発した「暗視画像伝送装置」をアワビの密漁監視に導入した。高台に設置された高感度カメラが夜間の光などの異常を自動的に撮影し、漁協のパソコンや携帯電話に映像を送信する。夜間でも約10キロ先までの撮影が可能で、密漁摘発に威力を発揮している。(06/18 15:29)

http://www.asahi.com/national/update/0618/030.html

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