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2003年06月18日(水) 12時18分

国産牛肉買い上げ事業、対象外の肉混入した3業者公表読売新聞

 BSE対策で国が実施した国産牛肉買い上げ事業で、農水省は18日、対象外の肉を意図的に混入する偽装が判明した3社の食肉業者名を公表した。

 3社は、広島市の「フレッシュ石井」、香川県三木町の「フタガワフーズ本店」、岡山県津山市の「ストアーあかの」。いずれも業界団体の全国食肉事業協同組合連合会を通じて買い上げ申請し、3社で合計約6・3トンの豚肉、牛の内臓肉、輸入牛肉などを混入させていた。

 このうち、豚肉と内臓など約2トンを混入していたフレッシュ石井は、「誤って豚肉の箱に牛肉のラベルをつけた」などと主張していたが、検察OBらからなる同省の判定会は、「加工日が違う箱のすべてに誤ったラベルをつけたとした弁明は不自然」などの理由から、「偽装に係る犯意がある」と認定した。

 輸入牛肉と内臓肉など約3・9トンを混入したフタガワフーズ本店は、社長らが事業対象外と知っていながら「手違いで混入した」と虚偽の申告をし、申請量も多いことから、判定会は「情状酌量の余地はない」と断じた。

 また、内臓など0・4トンが対象外とされた「ストアーあかの」は、「牛肉と接触した可能性がある食材はすべて処分しなければいけないと思っていた」などと主張していたが、判定会は「事業に申請する合理性はない」と判断した。

 同省は、今回の3社について、買い上げ代金をだまし取ろうとした詐欺などの疑いもあると見て、刑事告発するかどうかの検討を始めた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030618-00000404-yom-soci

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