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2003年06月18日(水) 19時31分

仮死出産男児死亡問題 両親、きょう損害賠償提訴−−陣痛剤使用が不適切 /千葉毎日新聞

 ◇茂原の医院
 男児が仮死状態で生まれ死亡したのは、医師の陣痛促進剤の使用法などに問題があったとして、茂原市の飲食業男性(31)と妻(31)が市内の医院と男性院長を相手取り、慰謝料など約1億170万円の損害賠償を求める訴訟を18日、千葉地裁に起こす。
 訴状によると、妻は01年1月、妊娠のため同医院に通い始めた。発熱し予定日が近くなったことから9月4日に入院。しかし、院長は内診を行わず、担当の准看護師が5日午前、妻に陣痛促進剤の服用を指示したが、使用法や副作用の説明はなかった。陣痛が1〜2分間隔で起こるなど激しい痛みに襲われたため、改めて院長の診察を求めたが、その後も診察のないまま促進剤を投与された。
 午後3時過ぎに院長の診察があり、1時間後、院長の帝王切開で出産した。男児は仮死状態で、すぐに県立こども病院(千葉市緑区)に運ばれたが、18日後の同23日に死亡したという。
 原告側は「院長らは陣痛促進剤の使用法を妊婦や家族に十分説明せず、さらに不適切な使用によって胎児が低酸素状態になり、排便された羊水を飲んで仮死状態になった」と主張している。また「分娩監視装置を装着せずに放置し、妊婦を観察する注意義務を怠った」とも訴えている。
 一方、院長は「訴状を見ていないのでコメントできないが、最善の医療行為を尽くした」と反論している。
 昨年8月、夫婦は院長を業務上過失致死と保健師助産師看護師法違反の疑いで、県警に告訴している。【森禎行】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030618-00000004-mai-l12

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