“文具押し売り”悪質商法に注意鈴鹿の神戸小児童宅などに勝手に配達（東京新聞）

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2003年06月17日(火) 00時00分

　鈴鹿市の神戸小学校など小学校四校の児童宅に、注文していない文具が勝手に配達されるなどしている。被害は出ていないが、同市教委などが注意を呼びかけている。

　神戸小によると、これまで児童三人の保護者から相談があった。宅配を名乗る業者から、文具の配達の電話連絡が入ったり、実際に家庭まで届けられたりした。品物は二千八百円の代金着払いで、三家庭とも注文していないため、受け取りを拒んだという。

　業者は小学四年生を中心に、他にも配達の予定をほのめかしていたといい、同校では最初の相談があった十三日、各家庭に注意を呼びかける文書を出した。

　鈴鹿市教委少年センターによると、同種の連絡が稲生、深伊沢、玉垣の各小学校からもあるが、被害は聞いていないという。同センターでは、こうした悪質商法は卒業、進学時などに多いとするが、各幼稚園、小中学校に近く注意を促す文書を発送することを決めた。