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2003年06月17日(火) 00時00分

和牛商法事件 ダチョウ預託も計画 東京新聞

 「和牛の里共済牧場」の詐欺事件で、東京都あきる野市下代継、元「和牛の里」社長池田忠男容疑者(58)=詐欺容疑で逮捕=が逮捕直前に準備を進めていたダチョウの預託商法が、同牧場とほぼ同じシステムで、やはり高配当をうたってオーナーを募る計画だったことが十七日、関係者の話で分かった。池田容疑者の逮捕で事業は頓挫したが、すでに四人から計六百万円が入金されており、警視庁生活経済課などは事業が展開されていれば、和牛預託商法と同様の被害が出ていた可能性もあったとみている。

 池田容疑者が作製したダチョウ預託商法のパンフレットによると、オーナーの出資額に応じて「みどり」「わかば」など一口五十万円から三百万円まで四コースで、オーナーがダチョウを買って牧場に飼育を委託するというシステム。牧場は毎年、ダチョウが産んだ卵を買い取り、五年後の契約終了時にダチョウも買い取るという内容で、年利9−12%と高配当をうたっていた。

 関係者によると、池田容疑者がダチョウ預託商法の事業計画を周囲に打ち明けたのは昨年十一月ごろ。今年初めには株式会社を設立したが役員には就任しなかった。

 池田容疑者は栃木県黒磯市のダチョウ牧場経営者(58)に「牧場を貸してほしい」と相談。自らを「金大中大統領の下で働いていた」と紹介した上で「韓国でカジノを経営している女性が二十億円まで出資すると言っている」などと説明した。

 だが、今年二月ごろには「日本のオーナーからも金を集めたい」と言いだしたため、この経営者は「採算が合わないだろう」と反対したという。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030617/eve_____sya_____006.shtml

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