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2003年06月17日(火) 19時59分

人工マツタケ:鑑定結果は「シイタケ」 業者が出荷一時停止毎日新聞


 初の「人工栽培マツタケ」として話題を呼んだキノコに「シイタケである」との鑑定結果が出され、広島県のキノコ製造業者が出荷を停止している。農水省は専門機関に再鑑定を依頼しており、同社は最終結論を待って販売を再開するか判断する。

 キノコは山口県内の研究者がマツタケ菌とシイタケ菌を掛け合わせ、20年以上かけて開発。広島県内の業者が生産・販売の権利を取得し、「人工栽培融合松茸」の商品名で4月から、東京・築地市場に出荷していた。都内の百貨店の一つでは約200グラムで3500円と、天然の国内産マツタケの5分の1以下の価格で売られていた。

 林野庁が独立行政法人森林総合研究所に依頼して鑑定したところ、(1)かさ、柄の形状がシイタケの特徴に合致(2)菌糸にシイタケ特有の突起がある——などから「シイタケ」と結論。同庁と中国農政局などが11日に現地調査を行い、業者は自主的に出荷を停止した。

 業者は「マツタケと信じているが、再鑑定結果に基づく指導があれば従いたい」と話している。同省品質課は「シイタケとマツタケは別もので、マツタケではないと確定すれば、消費者が誤認しないような表示をして販売しなければならない」と説明している。【早川健人】

[毎日新聞6月17日] ( 2003-06-17-19:59 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030618k0000m040045000c.html

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