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2003年06月17日(火) 18時28分

「人工マツタケ」出荷停止、専門機関がシイタケと鑑定読売新聞

 初めての「人工栽培マツタケ」と話題になったキノコをめぐり騒動が起きている。専門機関がこのほど「シイタケ」との鑑定を出し、農林水産省も調査に乗り出した。鑑定結果を知らされた生産・販売会社は、同省が最終的な結論を出すまで出荷を一時中止した。

 このキノコは、山口県内の研究者が開発、特許を取得した。特許出願文書によると「マツタケ菌とシイタケ菌を混入接種して得られた融合キノコ」だとしている。広島県の会社がその生産・販売の権利を取得し、「人工栽培融合松茸(まつたけ)」の商品名で4月中旬から東京・築地市場に出荷した。

 マツタケは人工栽培ができないとされてきたため話題を呼んだ。都内のある百貨店では、5月下旬から、国産マツタケの2割程度の1箱(200グラム)3500円で販売し、すぐ売り切れてしまう人気ぶりだった。

 同省はこれがマツタケといえるかどうかを調べるため、独立行政法人の森林総合研究所に鑑定を依頼。その結果、マツタケに似ているが〈1〉かさ、柄の形状がシイタケに合致している〈2〉菌糸にシイタケ特有の突起がある——などの理由から「シイタケ」と鑑定された。同省は現在、サンプル数を増やして鑑定を続けている。同省総合食料局品質課では「まだ1サンプルの結果しか出ていないので結論は出せない。最終的にマツタケと言えない場合は、商品名を変更するよう業者を指導する」としている。

 生産・販売会社は「マツタケだと信じて生産・販売した。農水省の指導には従う」と話している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030617-00000110-yom-soci

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