悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年06月17日(火) 09時19分

SCO、IBMのUNIX使用権停止を発表ZDNet

 米SCO Groupは6月16日、IBMに対するUNIX製品の使用・配布の権利付与を打ち切ったと発表した。

 SCOは今年3月、「UNIXのソースコードを許可なくLinuxに持ち込んだ」として契約違反でIBMを提訴。3月6日付でIBMに対し、向こう100日以内に契約違反行為をたださなければ、UNIX権利付与を停止すると警告していた。IBM側は、SCOの主張は事実無根だとして抗戦の構えを見せている。

 SCO側は、期限の6月13日24時までにIBMがSCOの要求に応じなかったため、予告通り権利停止を言い渡した。IBMとAT&Tとの間で1985年に結ばれたUNIXソフトウェア/サブライセンス契約の中で認められた契約破棄の権利を行使し、IBM版UNIX「AIX」の使用と配布の権利を剥奪したものだとしている。

 「SCOがIBMとの間で結んでいるUNIXソフトウェア/サブライセンス契約とこれに関連した合意には、ソースコードとそこから派生した作品および手法の保護が明記されている。AIXソースコードをLinuxに転用し、UNIXの手法を使ってフリーOSのLinuxの改善を図り、結果的にUNIXを破壊することで、IBMは明らかにUNIXソースコードを誤用し、SCOとの契約に違反した」と、SCOの弁護士は発表資料の中で述べている。

 「(IBMの権利が停止された今)AIXはUNIX System Vソースコードの未認可派生物と見なされ、またAIXユーザーは、法的に有効な基盤なしにAIXを使っていることになる」(SCO弁護士)

 SCOはまた、IBMに対する訴状を修正して、AIXの使用・配布を差し止める本命令の発行と、UNIX System Vソースコードの全コピーの廃棄または返還を請求したことを明らかにした。SCOは13日24時以降、IBMのAIX関連ビジネスから被る損害への追加賠償を求める。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030617-00000015-zdn-sci

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ