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2003年06月16日(月) 00時00分
医薬部外品 ３０品目に倍増 コンビニ販売、拡大へ （東京新聞）坂口力厚生労働相は十五日夜、総合規制改革会議が求めている医薬品の一般小売店での販売拡大問題に関連し、スーパーやコンビニエンスストアなどで販売可能な医薬部外品を、現在の十五品目約三百種類から倍増させる方針を固めた。講演先の三重県からの車中で記者団に明らかにした。厚労相は十六日の石原伸晃規制改革担当相との会談で方針を伝える。部外品を倍増させることで事実上の規制緩和に踏み切る構えだが、厚労相は医薬品の販売拡大自体には反対の姿勢を崩していない。このため石原担当相との調整が難航する可能性もある。厚労相は十七日には小泉純一郎首相と石原氏との三者会談に臨む予定。 厚労相は記者団への表明に先立ち、三重県伊勢市で講演。「薬は副作用が怖い。どこで売ってもいいとは思わない」と述べ、薬剤師のいないスーパーやコンビニエンスストアなどでの医薬品の販売に反対する考えを強調。「規制を取り払うことだけでは新しいことは出てこない。新しい制度をつくってこそ構造改革になる」と規制改革会議を批判した。 石原担当相らとの調整については「決して後には退かない。国民の健康にかかわる問題は最後まで反対する」と述べた。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20030616/mng_____sei_____003.shtml |