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2003年06月16日(月) 00時00分

六ケ所の高金利ヤミ金業者を逮捕東奥日報

 無登録で法定利率を大幅に超える高金利で野辺地町の男性に金を貸し付けていたとして、野辺地署と県警生活保安課は十六日、貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(高金利)の疑いで、六ケ所村倉内笹崎、貸金業「福萬通商」経営、木村良雄容疑者(55)を逮捕した。県警は同容疑者がほかにも、野辺地町の障害者やむつ市の高齢者ら顧客五−六人に対し、障害年金や厚生年金の振り込まれる預金通帳などを取り上げ、年金を担保に高利で金を貸し付けていた疑いがあるとみて追及、立件を急いでいる。

 調べによると、木村容疑者は県知事登録を受けずに自宅と野辺地町の事務所で貸金業を営業。二〇〇〇年八月、野辺地町の男性(65)に貸し付け名目三百万円を貸し、一日当たり0.08%の割合による法定限度利息六万四千九百六十円の約三倍に相当する二十万円の利息を取った疑い。

 調べに対し木村容疑者は「野辺地町の男性に貸した事実はない」などと逮捕容疑を否認。年金を担保に金を貸していたことは認めているという。

 木村容疑者は出資法の上限金利(年利29.2%)を無視した高利を取るヤミ金融業者。一九八四年に登録を受けて営業を始めたが、八七年から二〇〇一年三月に再び登録するまでの間は無登録で営業していた。県警はこれまでの捜査で、木村容疑者の自宅と事務所を捜索し、預金通帳や借用証明書、帳簿など約三十点を押収した。

 同容疑者の顧客は、上北、下北地方の約二十人程度とみられる。この中には二〇〇一年三月以降、年金を担保に貸し付けていた数人が含まれ、県警は高利で貸し付けていたとみて追及している。また同容疑者は顧客に借用証書や領収書の書類を交付していなかったことから、書面不交付の貸金業法違反容疑についても取り調べている。

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2003/0616/nto0616_15.html

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