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2003年06月16日(月) 08時40分

県内で不審電話相次ぐ/交安協偽装や架空団体名乗る秋田魁新報

 交通安全協会の関係者や社会保険事務所の職員を装ったり、架空の団体名を名乗ったりして、事業所や一般家庭に従業員や家族の個人情報を聞き出そうとする不審電話が県内で相次いでいる。両団体は「電話で個人情報を聞くことは一切ない」と困惑している。

 県交通安全協会の関係者を名乗って従業員の個人情報を聞き出そうとする電話は、先月初めから主に秋田市内の事業所に相次ぎ、同協会への問い合わせは5月だけで121件に上った。「交通安全指導協会」という名称が類似した、実在しない団体名を名乗るケースもある。

 電話は「若者の交通事故が多く、意識調査をするので20代の従業員の名前を教えてほしい」「昨年行った若者対象のアンケート調査を今年も行う。若い従業員はいないか」などという内容。従業員の名前や住所、年齢などを尋ねてくるが、逆に名前や連絡先を聞き返すと一方的に電話を切るという。

 社会保険事務所の職員を装う不審電話は主に県南の一般家庭に相次いでいる。「保険証が使えなくなるので、息子さんの勤務先を教えてほしい」「コンピューターのエラーが発生したため、在籍を確認したい」などと家族の勤務先や電話番号を尋ねる電話で、質問に答えないと暴言を吐くケースもあったという。

 同事務局には本年度、不審電話に対する相談が県内4事務所に合わせて36件あった。このうち大曲社会保険事務所には先月だけで20件の相談が寄せられている。

 このほか、「県の社会保険課」と架空の課名を名乗る電話や、秋田市内の小学校のPTAの役員であるかのように装って、保護者から児童名や電話番号を聞き出そうとする不審電話もあり、県庁や県警に問い合わせや相談があった。

 県警広報広聴課では「不審電話によって聞き出された個人情報はヤミ金融の押し貸しや取り立て、債権回収をかたる犯罪などに利用される可能性がある」と注意を呼び掛けている。

http://www.sakigake.co.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20030616c

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