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2003年06月15日(日) 16時22分
キンメダイなど価格急落 水銀発表で“風評被害”（共同通信）魚体に含まれる水銀が胎児に悪影響を及ぼすとして、厚生労働省が名前を挙げて、妊婦に摂食を週２回以下にするよう発表したキンメダイやメカジキの価格が急落している。消費者の買い控えムードも強く、厚労省は「一般の人にも影響があると誤解されたのでは」と、流通団体に説明に回るなど“風評被害”払しょくに追われている。厚労省が発表した翌日の今月４日、キンメダイ漁船５０隻を抱える千葉県の銚子市漁協は、３日間の休漁を決めた。値崩れを起こし、市場に出しても売れない。漁獲量を少なくして価格の落ち込みを防いでいるという。 「キンメダイで生活する側からすれば魚の名前を出されたら終わり。厚労省は発表方法を考えてほしかった」と同漁協の沢田浩行参事。 東京・築地市場でも影響は顕著だ。「第一水産」の鮮魚担当係長（５２）は「値段、扱い量ともに大幅に減った。キンメダイは単価で３割減、数量で半分ぐらい」と説明している。（共同通信） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030615-00000060-kyodo-soci |