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2003年06月15日(日) 20時41分

<ヤミ金心中>借金苦の手紙「死んでお詫び」 大阪府警が捜査へ毎日新聞

 大阪府八尾市のJR関西線で14日未明、同市内の男性(61)と妻(69)、藤井寺市に住む妻の兄(81)が、電車にはねられ死亡した事件で、妻は闇金融の借金返済に苦しみ、心中を決意した経緯をつづった手紙を知人に送っていた。府警八尾署は闇金融の違法な貸し付けや強引な取り立てが原因の心中とみて、貸金業規制法違反などの疑いで調べを進めている。

 調べでは、男性は清掃作業員、妻と兄は無職。男性と妻の兄は身体障害者手帳を持っていた。運転士が踏切から約15メートル南の線路内にうずくまっている複数の人影を120〜130メートル手前で発見、急ブレーキをかけたが間に合わなかったという。

 手紙は便せん4枚で14日午後、知人の無職男性(78)宅に届いた。夫婦は4月に「にっちもさっちもいかなくなった」と男性から25万円を借り、20万円が未返済だった。

 手紙は「悪徳業者にひっかかり、大へん困っております。2万円借り入れして15万円も払わされている」と窮状を報告。業者の電話に「お金がない」と言うと、「近所からとるからな」と脅され、「毎晩、毎晩、デンワに怯(おび)えています。主人も兄も私に同情して死を決意してくれました」とつづり、「死をもってお詫(わ)びします」と結んでいた。

 無職男性に未返済の20万円のうち5万円は妻が13日夕に支払いに訪れた。残りのうち10万円については夫の給料で返済できると手紙に書いていた。

 また、八尾署によると、妻は警察に相談に訪れていたといい、手紙は「警察の方は絶対に払わないようにいわれております」と記していた。

 無職男性は「私の家にも業者から『保証人だから支払え』と電話がかかってきた。3人の死が無念」と話した。

 一方、夫婦の自宅には「兄と主人を巻き込んで大変なことをしてしまいました。苦しみ抜いた揚げ句、死を選びました」と妻の手書きとみられる遺書が残されていた。【沢田石洋史】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030616-00000047-mai-soci

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