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2003年06月14日(土) 19時41分
住基ネット離脱に慎重論 国会議員、知事の改革方向評価も−−県政懇談会 ／長野（毎日新聞）田中康夫知事は１３日、東京都内のホテルで県関係の国会議員らとの「県政懇談会」を開いた。田中知事が県政改革の具体例をスクリーンを使って説明。国会議員側からは、改革の方向性について評価する声もあがったが、住民基本台帳ネットワークシステム（住基ネット）については「長野県が離脱することはないと思いますけど。技術的な議論をするのは結構だが、きちっとしていただきたい」（宮下創平氏＝自民）などの注文が出た。懇談会には、県側からは田中知事や阿部守一副知事ら県幹部、小林実、倉田竜彦の正副議長などが参加。県関係の国会議員１５人のうち、１３人が本人出席した。 議員側は、景気・雇用対策▽林業振興▽入札改革▽警察官の増員問題▽中部横断自動車道——などについて質問。田中知事は、警察官の増員問題や中部横断自動車道などについて、前向きに検討していく方針を示した。 一方、住基ネットについては、宮下氏が「国の法律と自治体との関係という基本的問題を抱えている。ぜひ慎重に扱っていただいきたい」と意見。小坂憲次氏（自民）も「『ネットそのものに接続しない』という極端な結論にならないように。接続義務、送信義務が法定されているので、十分認識していただいて進めていただきたい」などと述べた。【西田進一郎】（毎日新聞） |