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2003年06月13日(金) 00時00分

個人情報聞き出す不審電話 秋田で相次ぐ河北新報

 秋田県内で、会社や小学校児童の自宅に架空の団体や保護者を装って個人情報を聞き出そうとする不審電話が相次ぎ、13日現在、県警に4件の相談が寄せられている。個人情報を入手してヤミ金融の悪質な取り立てや、子どものおびき出しなどの犯罪に利用される可能性があることから、県警は注意を呼び掛けている。

 県警広報広聴課によると、6日午後、いずれも秋田市内の会社2社に「交通安全指導協会ですが、あなたの会社に20代の社員はいますか」という照会の電話があった。社員が折り返し電話しようと、相手の電話番号を尋ねると切れたという。
 4日ごろには、仙北郡内の小学の児童宅に、女性の声で「夏休みの清掃当番の連絡態勢を知りたい」と電話があり、児童の連絡網を尋ねられた。しかし、相手が「神奈川県のサトウ」と名乗ったことから、電話を受けた保護者が不審に思い断ったという。

 また秋田市では9日、小学1年の児童宅に、中年男性の声で「PTA活動で名簿が必要だが、あなたのクラスの名簿が届いていない」と電話があり、保護者がクラス全員の名前を教えたという。連絡を受けた学校側が調べたところ、数人の保護者に同様の電話があり、1年生3クラス計85人の児童の名前、電話番号を教えたことが分かった。
 同課は、「交通安全指導協会」という団体は県内に存在しないことや、小学校のクラス名簿は4月に連絡網を作成し、保護者宅に送られているため、いずれも不審電話と断定した。

 同課は、個人情報に関する問い合わせの電話には、「折り返し電話する、小学校に直接問い合わせて、などと断り、決して各自で対応しないこと。不審を感じたらすぐに県警に相談してほしい」と話している。
 問い合わせは、県民警察安全相談センター018(864)9110、または#9110へ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/06/20030614t43013.htm

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