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2003年06月13日(金) 07時07分

ブロッコリーに使えぬ農薬 福島県「使用可能」と指導河北新報

 福島県農林水産部は12日、今年3月の農薬取締法改正でブロッコリー栽培で使用できなくなった2種類の農薬を、使用可能な農薬として農家に指導していたと発表した。県は少なくとも県内の農家3戸が計0.67ヘクタールで使用したことを確認。2種類の農薬を散布したブロッコリーを11日から出荷停止にするとともに、3戸が出荷した100ケース(計400キロ)を回収した。

 福島県循環型農業グループによると、法改正でブロッコリー栽培には有機リン系殺虫剤の「ディプテレックス乳剤」と「ネキリトン」が使用できなくなったが、県は規制を把握せず、本年度の県農作物病害虫防除基準で使用できる農薬とし、農家を指導していた。

 両農薬は食品衛生法の残留基準値は0.5ppmで、「通常の使用なら人体への影響はない」(県農林水産部)という。県は安全性を確認するため、両農薬を使用したブロッコリーを回収し残留農薬を分析する方針。

 県内の春まきブロッコリー栽培農家は530戸、作付面積約124ヘクタールで、12日までに約3分の2の調査を終了、使っていたのは3戸だった。
 県は指導を誤った原因について、「同じ『はな野菜』として分類されるカリフラワーには両農薬の使用が認められていたため、ブロッコリーにも使用できると考えてしまった」と説明している。
[河北新報 2003年06月13日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030613-00000009-khk-toh

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