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2003年06月12日(木) 00時00分

ダイオキシン 5地点で基準超過朝日新聞・

 00年施行のダイオキシン類対策特別措置法などに基づく02年度の県の環境調査で、朝明川など県内5地点でダイオキシン類濃度が環境基準を超えていたことが11日分かった。いずれも基準の1・5倍までで人体に影響はないというが、前年度調査では基準以下だった地点であらたに基準を上回るなど、残留するダイオキシン類の根絶の難しさを浮き彫りにした。

 調査は大気(25地点)、水質(68同)、川や海の底質(38同)、水生生物(27同)、地下水(23同)、土壌(63同)、農作物(16同)の種類別に年間1〜4回実施した。

 このうちの水質調査で、朝明川の朝明大橋(川越町)、海蔵川の新開橋(四日市市)、金剛川の真盛橋(松阪市)、笹笛川の八木戸橋(明和町)の4河川の4カ所と四日市港で基準を超えた。ほかは基準内だった。

 水質の環境基準はいずれも1リットルあたり1ピコグラム−TEQ以下で、4河川は1・1〜1・5ピコグラム−TEQ、港付近では1・3ピコグラム−TEQを記録した。ちなみにピコは1兆分の1、TEQはダイオキシンのうち最も毒性の強い種類に換算したことを示す。

 河川の4カ所の数値は01年度の調査では基準値以下で、県は「過去の焼却灰などダイオキシン類を含んだ粒子が雨水で流れ込んだため」と分析している。前回の港付近の数値は1・2ピコグラム−TEQだった。

 ダイオキシン類は水に溶けず、土の中で微生物の働きなどで半減するのにも約25年かかるなど、なかなかなくならないとされる。県は焼却炉の抜き打ち検査などでごみの分別の徹底などを図り、発生源を抑えるよう努める方針だ。
(6/12)

http://mytown.asahi.com/mie/news02.asp?kiji=4625

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