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2003年06月12日(木) 00時00分

キュウリに残留農薬朝日新聞・

  県は11日、土壌的には問題がないとした県内産キュウリで、出荷前に土壌残留農薬の有無を調べたところ、検査した122農家のうち8戸の露地栽培のキュウリで、食品衛生法の基準を超える有機塩素(ドリン)系農薬が検出されたと発表。急きょ、県内すべてのキュウリ農家を対象に出荷前分析を実施することに決めた。

  県がいったんお墨付きを出した土壌で生産されたものから、実際には基準を超える農薬が検出されたことで、市場や消費者の懸念が強まるのは避けられず、県の判断の甘さも問われることになりそうだ。

  有機塩素系農薬の残留基準について、食品衛生法はディルドリンが0・02ppm、エンドリンは検出されてはいけないとしている。だが、5月下旬に残留農薬が県の基準以下の土壌でハウスや露地栽培されたキュウリを分析したところ、露地栽培のものから基準を超えるエンドリンやディルドリンが検出された。

  ディルドリンやエンドリンは、かつて殺虫剤として野菜や果樹の栽培に利用されたが、75年からは使えなくなった。しかし、土壌への残留性があることから、県は昨秋の無登録農薬問題を受け、今春にかけてキュウリで農薬の土壌残留分析を実施してきた。

  この際、県はキュウリの吸収率などから、土壌に残留するこの農薬の濃度が0・01ppm未満ならば、栽培しても食品衛生法の基準値内に収まると判断。基準以上の土壌で栽培されたキュウリは出荷前に検査をしたり、出荷停止するなどの措置を取っていたが、条件を満たした土壌で栽培したものは、そのまま市場に出回っていた。
(6/12)

http://mytown.asahi.com/yamagata/news02.asp?kiji=3728

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