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2003年06月12日(木) 17時38分

差別的な書き込み許さず 奈良の市町村がネット監視共同通信

 奈良県の全市町村(47)で構成する奈良県市町村人権・同和問題啓発活動推進本部連絡協議会(事務局・同県橿原市)は、インターネットの掲示板への差別的な書き込みを監視する「インターネットステーション」を開設し、7月から活動を始める。
 悪質な書き込みは、プロバイダー(接続業者)法に基づいて発信者を特定し、名誉棄損や脅迫容疑で告発する方針。全県的な組織としては、全国初の取り組みという。
 同協議会によると、インターネットステーションは人権問題にかかわる自治体関係者や教員ら約150人が5人1組で活動。まず掲示板で、人権を侵害する同和地区や障害への差別などの書き込みを見つけ、記録する。
 定期的に開く学習会で対応を協議し、書き込みのあった掲示板に人権の大切さを理解できるような新たな書き込みをしていく。告発するのは認識を改めることなく、名誉を傷つけたり、脅迫したりする書き込みを続けたケースという。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030612-00000132-kyodo-soci

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