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2003年06月12日(木) 06時07分

1件300円 消費者金融元社員、顧客情報800件売る朝日新聞

 米金融大手シティグループの消費者金融「CFJ」(東京都品川区)の元社員が、顧客情報を売却したとして懲戒解雇処分になっていたことが11日分かった。顧客の実印を偽造して不正契約をしていた別の社員も懲戒処分になった。

 関係者によると、同社の信販センターにいた元社員は、関連会社の元職員から顧客情報の提供を依頼され、社内のパソコンの顧客情報画面をコピーして1件300円で売却した。合計約800件の顧客情報を流し、約25万円の報酬を受け取ったという。この画面には、名前や住所、債務などが記載されている。同社はこの元社員を今年4月に懲戒解雇処分にした。

 さらに、CFJに統合された旧ディックファイナンス社の佐世保支店では、社員が不動産担保ローンで実印を偽造したり、顧客の元配偶者と共謀して担保提供者になりすましたりして契約を実行していたことが分かり、今年2月に懲戒処分になったという。

 CFJ社は今年1月、消費者金融会社ディック社とアイク、ユニマットライフの3社が合併して誕生。3月末現在の融資残高は約1兆4331億円で、消費者金融業界ではトップクラスの規模だ。ディック社は東京国税局の税務調査で、02年までの3年間で約500億円の申告漏れを指摘された。

 同社は「厳格な社内規定に基づき、厳正な処置を取っており、今後とも顧客のみなさまには、より利便性の高いサービスを提供していきたい」とコメントしている。(06/12 06:06)

http://www.asahi.com/national/update/0612/003.html

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