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2003年06月11日(水) 20時31分
サッポロ、注文倍増で「エビス＜黒＞」を一時休売（日経新聞）サッポロビールは5月28日に発売した黒ビール「エビス〈黒〉」を一時休売すると11日、発表した。出荷が予想の二倍を上回るペースとなり供給が間に合わなくなったため。増産体制を整えて7月23日に再発売する予定だが、需要の最盛期だけにヒット商品の休売は大きな痛手となりそうだ。 「エビス〈黒〉」は麦芽100％などの従来のエビスビールの特徴を生かしつつ、じっくりローストした黒麦芽を使った黒ビール。希望小売価格は350ミリリットル缶で普通のビールよりも15円高い233円。今年の販売目標は60万ケース（1ケースは大瓶20本換算）だったが、すでに累計販売が約25万ケースになり、商品供給が注文に追いつかなくなったという。 製造拠点は新九州工場（大分県日田市）だったが、仙台工場（宮城県名取市）、静岡工場（静岡県焼津市）も追加して増産する。サッポロは「販売目標を年換算すれば昨年のビール各社の黒ビール出荷合計に迫る水準。それを上回る勢いの注文がくることまで読み切れなかった」としている。(20:31) http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20030612AT1D1102M11062003.html |