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2003年06月11日(水) 07時07分

仙台・投資詐欺 虚偽契約書?で信用させる河北新報

 仙台市の経営コンサルタント会社「イースタンパシフィックキャピタルマネージメント」による投資詐欺事件で、詐欺容疑で逮捕された実質的な経営者飯田実容疑者(59)=仙台市青葉区片平1丁目=が申込企業を募る際、別の申込企業との「投資決定契約書」を示していたことが10日、関係者の話で分かった。

 契約書を見せられた企業は「申し込みの決め手になった」と信用。投資仲介を飯田容疑者に申し込んだが、契約書の内容は虚偽だった疑いが強く、飯田容疑者は企業を信用させるために契約書を利用したとみられている。

 契約書は2001年11月、関西地方の企業に示された。契約は関西の別の企業とイースタン社の関連会社「エムエイインフォメーションネットワーク」(仙台市)との間で結ばれ、「ロサンゼルスの投資家グループの一員が事業に協力することで合意した」と明記されている。
 投資決定額は15億円。企業は15年で投資金を償還するとしている。具体的な投資家名も挙げている。

 この企業は投資金で温泉を活用した事業を展開する計画だった。飯田容疑者は事業予定地を視察し、投資を確約したが、実行されなかったため、企業とトラブルになったという。
 契約書を示された企業は「当初は投資話に半信半疑だったが、契約書を見せられて信用した」と言い、30数億円の投資を申し込んで投資決定を通知されたが、先送りされた。

 同社は申し込みの際、飯田容疑者から投資希望額の10%相当の自己資金を準備するよう求められた。準備できない場合、自己資金分を融通するとも言われ、利息分として約500万円を払った。最終的に払った金は約1500万円に上るという。同社は仙台中央署に関係資料を提出。同署は詐欺容疑での立件を目指し、裏付け捜査を進めている。
[河北新報 2003年06月11日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030611-00000011-khk-toh

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