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2003年06月11日(水) 18時40分
さかな情報、インターネットで−−県水産技術センターが開発 ／岩手（毎日新聞）県内の魚市場でどのような魚がどれぐらい水揚げされたか、値段は、といった前日の市況などをインターネットや携帯電話で閲覧できる水産情報高度化システムを、釜石市の県水産技術センター（武市正明所長）が開発し、運用を始めた。これまでは各魚市場に入力してもらったデータを同センターが翌日までに収集、事前登録の漁協や企業、自治体などに必要に応じてファクスで取り出してもらっていた。新システムの「フィッシャリィ・ネットいわて」では未登録者でも自由にアクセスできる。 閲覧できるのは山田、釜石、大船渡など県内主要６湾の４時間前までの定置水温や、１３市場別の前日の市況日報。市場別魚種別漁業種別水揚げ量の検索も可能になった。市況日報では季節ごとの代表的な魚約５０種について水揚げ量、高値、安値、平均値が分かる。検索システムでは約８０種の魚の水揚げ量などのデータが９４年までさかのぼって期間別で取り出せる。期間別の水揚げ量の検索は全国で初めて。携帯電話では期間別はできない。 同センターの堀越健専門研究員（３８）は「課題は速報性の向上だが、システムの活用でビジネスチャンスを広げてほしい」と期待している。 アドレスはｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ２．ｓｕｉｇｉ．ｐｒｅｆ．ｉｗａｔｅ．ｊｐ／ｉモードはｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ２．ｓｕｉｇｉ．ｐｒｅｆ．ｉｗａｔｅ．ｊｐ／ｉ／【鬼山親芳】（毎日新聞） |