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2003年06月11日(水) 00時00分

桜川村議会 議会中継中止 村民は継続要望朝日新聞・

■防災無線で定時に放送
 村議会本会議の模様を村の防災無線を通じて全世帯に放送していた桜川村で、村議会が3月定例会で「議会放送打ち切り」を決議した。村民の間からは「やめないで引き続き放送して欲しい」と、反対の声があがっている。
 村は約20年前から、有線放送を通じて村議会本会議を中継してきた。7年前に防災無線に替わったが、収録したテープを数日間、朝、昼、晩の定時放送の時間帯に流してきた。村民から、議員の活動ぶりや村財政、当面の現状と課題、政策決定過程などを知ることができると親しまれてきた。

 しかし、村議会は3月定例会中の全員協議会で、放送打ち切りを決議した。防災無線は災害発生時の緊急放送の施設で、議会には傍聴席があり、議会便りも発行していることなどが理由だという。根本新一議長は「もうそろそろ(廃止しても)いいのでは、という議員が大多数だった」と話している。

 これに対し、村民の間から継続を求める声があがった。同村神宮寺、無職小又和也さん(70)は「議会に口頭で申し入れたが、らちがあかない。村政を身近に感じる素晴らしい試みだった。ぜひ継続して欲しい」と、チラシで訴えている。別の村民も「緊急時には切り替えればいいのだから防災無線を有効に活用すべきだ」と話す。

 96年に制定した村総合計画では、防災無線を有効活用し、村議会審議を流すなど住民ニーズに応えるとしている。

(6/11)

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=5894

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