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2003年06月11日(水) 18時32分
行政訴訟の判例３３７１件をサイトで公開 最高裁（朝日新聞）行政訴訟をもっと知ってもらおうと、最高裁は１０日から、過去の主要な裁判例３３７１件をインターネットで公開した。キーワードを入力すれば、関係する判決を網羅することができ、最高裁は「自分が直面したケースに似た例を探して、指針にしてほしい」と話す。 ホームページの「判例情報」を開けば見られる。 検索のやり方は、たとえば、固定資産税の課税に不服がある人は「固定資産税」「課税処分」「取り消す」のキーワードで引いてみる。自治体の税金の使い道に疑問のある人なら「公金」「支出」「住民訴訟」などを組み合わせる方法がある。 訴訟種類別の検索もでき、「情報公開」「警察関係」などの項目がある。 日本では、訴えを起こせるか（原告適格）や、問題となった行政行為が訴訟の対象になるか（処分性）が狭く解釈され、入り口で門前払いされることも少なくない。それでも全国の地裁に昨年起こされた行政訴訟は１６６２件と１０年前に比べ約１．５倍も増えた。地裁で終わった訴訟のうち、原告の訴えを一部でも認めた例は全体の１６％だが、それでも１０年前の３倍近くになっている。(06/11 18:19) |