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2003年06月11日(水) 11時44分

Microsoft、ウイルス対策を強化japan.internet.com

Microsoft ( NASDAQ:MSFT ) は10日、旗艦製品の Windows OS (基本ソフトウェア) で使うため、 GeCADSoftware の技術を買収した。ウイルス対策ソフトウェア業界にいささかの波紋を起こす事件だ。

この買収には、GeCAD の一部知的財産権も含まれている。買収の金銭的条件は明らかにされていない。

GeCAD は、ルーマニアの首都ブカレストにある会社で、ウイルス検出およびデータセキュリティ用のソフトウェアを作っている。同社の技術を Windows プラットフォームおよびその他の Microsoft ブランド製品に組み込めば、現在 ComputerAssociates ( NYSE:CA ) と NetworkAssociates ( NYSE:NET ) および Symantec ( NA:SYMC ) の3社が支配しているネットワークセキュリティ業界で、Microsoft が主要な競合企業になる可能性がある。

Microsoft は、声明の中で次のように述べている。「わが社は、新たなソリューションの開発に加え、GeCAD のエンジニアリング専門知識と技術を活かして Windows プラットフォームを強化するとともに、サードパーティのウイルス対策会社のサポートを拡大する。そのことによって、ウイルス対策会社は、より安全かつ包括的なレベルのウイルス対策を顧客に提供できるようになる」

しかし、Microsoft は、ウイルス対策ソフトウェアの計画についてこれ以上の詳細を明らかにしなかった。

同社は先月、Network Associates および TrendMicro ( NASDAQ:TMIC ) と 提携 して VirusInformationAlliance (VIA) を発足させ、Microsoft の技術に影響を及ぼすウイルスに関する情報ページを開設したばかりだ。


[japan.internet.com:最新ITニュース]
http://japan.internet.com/ (japan.internet.com)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030611-00000004-inet-sci

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