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2003年06月10日(火) 22時27分
＜住基ネット＞上田札幌市長が「選択制」導入の意向示す（毎日新聞）札幌市長再選挙で当選した上田文雄新市長（５４）は１０日、住民基本台帳ネットワークシステム（住基ネット）の運用について、参加を希望しない住民の個人情報を提供しない「選択制」を導入する意向を明らかにした。上田市長は選挙公約で選択制を掲げていた。選択制は横浜市が既に採用し、東京都杉並区も同様の方針を表明している。札幌市は０２年８月から全市民が参加して住基ネットに接続しており、大きな政策転換となる。 上田市長は「導入の際に示された目的と実態に齟齬（そご）がある。ＩＴ技術は情報が破られることが前提にある。住基ネットは住民基本台帳法で閲覧可能な４情報（住所、氏名、生年月日、性別）以外の個人情報も漏えいする懸念が大きい。市民の不安を払しょくしたい」と述べた。 弁護士出身の上田市長は今年４月まで、住基ネットに反対する日弁連の人権擁護委員会副委員長を務めていた。 【庄司哲也】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030611-00000050-mai-soci |