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2003年06月10日(火) 00時00分
県立病院医療事故 県のＨＰで公表（朝日新聞・）県はこのほど、昨年１０月〜今年３月に発生した県立病院での医療事故が１１件あったことを明らかにした。県のホームページ（ＨＰ）で公表した。医療事故は患者本人のプライバシー侵害にあたるとの懸念もあるが、積極的に公表することが医療に対する信頼向上につながると判断したため。県によると、都道府県が、自ら所管する病院での事故をＨＰで公表するのは全国で初めてという。 今年２月に策定したガイドラインでは、医療事故などの深刻度を６段階に分けた上で、レベル３以上は「医療事故」として、半年ごとにまとめて概要を公開し、レベル４以上は発覚次第、個別に公表することを決めた。 昨年１０月にさかのぼって公開した今回の事故は、手術中にガーゼを体内に置き忘れたり、内視鏡を挿入するときにのどに傷を付けたりしたもので、いずれもレベル３に相当したという。 公開の対象となった県立病院と事故の件数は、中央（山形市）５件▽日本海（酒田市）３件▽河北（河北町）２件▽新庄（新庄市）１件で、鶴岡（鶴岡市）は事故がなかった。 ＨＰでは病院ごとに、発生した年月と患者の性別・年代、事故の概要を示されている。県・県立病院課によれば、いずれも、その後の治療などにより、大事には至らなかったという。 |
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