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2003年06月10日(火) 19時03分

水海道の住宅リフォーム会社、詐欺容疑で事務所など捜索 /茨城毎日新聞

 ◇多額の未払い金、幹部ら不明
 水海道市森下町の住宅リフォーム会社「錦増」が、多額の未払い金を残したまま事務所を閉鎖し、幹部らが行方不明になっている事件で、県警捜査2課と水海道署は9日、詐欺容疑で同社事務所や会社役員が使用していたアパートなど数カ所を家宅捜索した。事務所内には、同様の手口で問題化した沖縄県内のリフォーム会社の書類が見つかっており、残されたパスポートから「錦増」の幹部が偽名を使って取引していた疑いも浮上。県警は、営業担当だった男性社員から事情を聴くなどして事件の全容解明を急ぐ。【宋潤敏、長野宏美】
 調べでは、「錦増」は、昨年11月に埼玉県八潮市から、事務所を水海道市内に移転。「創業20周年キャンペーン」をうたって顧客を募り、受注工事の半額を手付金として受け取る一方、取引先の工事業者には翌月に代金を支払う契約を結んだ。さらに、顧客への「景品」として電化製品や食料品を大量に仕入れるなどして、今年4月以降に小切手や手形を乱発。5月末になって突然事務所を閉鎖、幹部社員も行方をくらました。手形は今月2、3日に不渡りとなった。
 被害額は判明しているだけで、約130件で総額約3億7000万円。被害者は県内の業者をはじめ、東京都や埼玉県など首都圏の広範囲にわたり、東証1部上場企業も含まれている。今月に入って「被害者の会」が結成され、県警に被害届を出した。
 つくば市内の内装工事業者によると、今年1、2月分の工事代金は支払われたという。しかしその後、「錦増」側が「ひたちなか市に新しい事務所を出す」ことを理由に支払いが滞るようになった。結局、約1400万円の工事代金は支払われないまま。「初めは支払ったので、取引を不審には思わなかった」と話す。また米計1・5トン(54万円相当)を「錦増」へ納めたという農業協同組合は、「先月29日に納品した後、危ないとのうわさを聞いて倉庫に確認に行ったが、何も残っていなかった」という。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030610-00000001-mai-l08

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