悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年06月10日(火) 14時57分

東京・日野市で保険証の郵送トラブル、他人が口座開設読売新聞

 東京都日野市が今年3月、更新した国民健康保険証を普通郵便で郵送したが、加入者の女性(23)の手元に届かず、何者かに勝手に、女性の名義で都内の都市銀行の支店に口座を開設されるなど計3件のトラブルが起きていたことが10日、わかった。厚生労働省は「交付方法は自治体に任せているが、確実に加入者本人に届く方法が望ましい」としており、日野市は「今後は配達記録郵便を使うことを検討したい」と話している。

 多くの自治体では、保険証を普通郵便で送っており、他人の保険証を悪用して消費者金融から借金をしたり、他の証明書を取得したりする事例は全国で頻発している。

 勝手に口座を開設されたのは、日野市から多摩市へ4月上旬に転居した会社員女性。女性は3月に、保険証の有効期限が切れたため、日野市役所に問い合わせたところ、担当者は「既に新しい保険証を郵送した」と答えた。

 ところが、保険証は届かないままで、女性のアパートのポストから盗まれた疑いが強い。5月29日、東京・北区内の都銀から「口座開設に伴いキャッシュカードを送付したが戻ってきた」と女性に連絡があり、保険証が悪用され勝手に口座が作られたことに気づいた。女性は「保険証は重要なもの。普通郵便で送るなんて」と憤慨している。

 日野市役所保険年金課は、同時期に保険証約3万通を普通郵便で発送した。同課では、これ以外に、携帯電話やレンタルビデオ店で勝手に契約をされたというトラブルが2件あったことを認めた上で、「普通郵便にしたのは経費節減の意味もあったが、改善を検討したい」とし、謝罪している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030610-00000206-yom-soci

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ