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2003年06月10日(火) 10時31分

「錦増」被害の依頼主に貸金業者から工事残金請求読売新聞

 茨城県水海道市の住宅リフォーム会社「錦増(きんぞう)」を巡る多額の取り込み詐欺事件で、錦増に住宅・店舗の増改築工事を発注し、前金を支払った複数の依頼主のもとに、貸金業者から残金の支払いを求める通知書が届いていることが9日、わかった。

 工事依頼主らは施工途中の工事の前金を取られたうえ、さらに残金を請求されている形で、深刻な2次被害に発展している。

 関係者によると、東京都内などの貸金業者からの「債権譲渡兼債権譲受通知書」は、錦増が5月末に事務所を閉鎖、幹部社員らが行方をくらました直後から、少なくとも10近くの依頼主のもとに内容証明郵便で届き始めた。依頼主に対して錦増が有する債権を5月上旬に譲受したとし、債権を直接、この貸金業者に支払うよう求めている。

 錦増は、住宅・店舗の増改築を受注しては、実際の工事は別の業者へ発注し直していたが、依頼主からは着工時に、前金として工事費の半額を受け取る一方、下請けには完工の翌月末の払いとしていた。このため、下請け業者は4、5月に契約、着工した分の工事費が未払いとなり、工事を中断しているケースが多い。

 4月に住宅リフォームを発注した茨城県内の50歳代の男性は、工事費数百万円の半額を錦増に支払ったが、工事は現在も9割程度で中断したまま。今月6日に同通知書が届いたといい、「取り立て屋が来たらと思うと怖い。トラブルに巻き込まれないよう支払った方がいいのではとさえ思ってしまう」と話している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030610-00000401-yom-soci

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