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2003年06月10日(火) 00時00分

鳥取知事 東芝“不買” 分権会議議長・東芝会長の手法批判 東京新聞

 政府の地方分権改革推進会議(議長・西室泰三東芝会長=顔写真(下))の運営をめぐり、鳥取県の片山善博知事=同(上)=は九日、西室議長を批判した上で、東芝との取引見直しを指示したことを表明した。一方、西室議長は会見で「片山知事は間違っている」と応酬。国と地方の行財政の在り方を見直す「三位一体」改革の論議は、国際企業に対する事実上の“不買運動”にまで波及し、泥仕合の様相を見せている。

 先手を打ったのは片山知事。県議会の全員協議会で西室議長の議事運営について「民主的ではない。地方に対し悪意に満ちている」と厳しく批判。その上で「そういう人が会長の企業はそういう体質があるのではないか」と述べた。

 西室議長はこれを受け、財務省内での会見で「東芝の会長だから、総理から議長を拝命したのではない。個人と所属企業が一体であるかの発言に困惑する」と反論した。

 この問題では、日本経団連の奥田碩会長も同日、別の会見で「不買運動をされては、政府委員への民間人のなり手がいなくなる」と西室議長を“応援”した。

 指示を受けた鳥取県は急きょ、東芝との取引状況を調べているが、コンピューターシステムやパソコン、エレベーターなど少なくとも数十億円分の契約実績を確認。取引見直しについては「前例のないことで、何ができるのか検討中としか言えない」(県幹部)と、突然の知事発言に戸惑いを隠せない。(経済部・日比野雅彦)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030610/mng_____kei_____003.shtml

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