悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年06月08日(日) 22時44分

鑑定対象の74%が医療過誤 調査会が8年間の実績発表産経新聞

 全国の医療過誤訴訟などの鑑定を引き受けている医療事故調査会(事務局・大阪府八尾市)が8日、大阪市内でシンポジウムを開催。過去八年間に実施した医学的鑑定618件のうち約74%が病院側の医療過誤で、インフォームドコンセント(十分な説明と同意)の不備などが原因のケースが急増しているとする鑑定実績を発表した。

 事例報告では、医師が手術を受けることによる危険性より受けないことによる被害を強調し、患者を誘導することの問題点が指摘された。

 これに対し、聖霊病院(名古屋市)の鈴木満医師は「医師が自分のやりたい治療法に誘導してしまうことは避けがたい」とした上で「医師には患者の人格を尊重し、情報操作をしないことが求められる」と述べた。

 同調査会代表の森功・八尾総合病院長は「医師任せのインフォームドコンセントを患者が判断できるように変えるための法制化を急ぐべきだ」と強調した。

 医療被害者救済の会(大阪府堺市)の豊田尚美副代表は「病院は結果が悪い時には説明しない。事故後の説明責任こそ重要」と訴えた。

http://www.sankei.co.jp/news/030608/0608sha093.htm

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ