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2003年06月07日(土) 15時13分

<オウム>元幹部の新実被告が結婚 連絡役の確保狙い?毎日新聞

 オウム真理教(アーレフに改称)元幹部の新実智光被告(39)=1審で死刑判決を受け控訴=が、面会した関係者を通じて教団側に「結婚相手を世話してほしい」と依頼し、婚姻届を出していたことが警視庁公安部の調べで分かった。刑務所に移された場合、接見は妻などの親族に限られる。公安部は、アーレフ幹部との連絡役の確保を狙った結婚の疑いがあるとみている。

 公安部の調べでは、新実被告は昨年12月、新実被告と顔見知りの信者でコンピューターソフト開発を担当していた女性と結婚した。

 同部が昨年春ごろ、教団の関係先を家宅捜索したところ、教団と新実被告が運営方針などについて頻繁にやり取りしていたことを示す資料などを押収した。この際、新実被告が教団に結婚相手の紹介を依頼していた資料が発見されていた。

 拘置所では、弁護人の接見が可能。だが、刑が確定して刑務所に移されると、監獄法では、原則として接見は親族に限っている。

 新実被告は地下鉄、松本両サリン事件など11事件で殺人罪などに問われ、昨年6月に東京地裁で死刑判決を受け控訴している。

 教団は00年、松本智津夫(麻原彰晃)被告(48)=1審で死刑求刑=との決別をアピールするため、過去の事件を反省しない重大事件の関与者との連絡禁止を発表した。しかし、新実被告は公判で松本被告への帰依を明言しており、公安部は「連絡禁止は教団の安全性をアピールするためのポーズ」と見ている。

 アーレフの荒木浩広報部長は「裁判のことは別にして、教団運営で連絡することはありえない。(結婚という)個人の問題を教団が決められるわけがない。相手の女性は教団の活動はしていない」と話している。また、新実被告の弁護人は「何もお答えできない」と話している。

 公安部は、教団側が新実被告の依頼にどう対応したか調べている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030607-00001056-mai-soci

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