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2003年06月07日(土) 14時13分
茨城のリフォーム会社 債務３億８千万円残し突然閉鎖（朝日新聞）茨城県水海道市にある住宅リフォーム会社が多額の未払い金を残したまま突然閉鎖し、会社幹部との連絡も取れなくなっていることが７日、わかった。同社はリフォーム業以外に食料品や自転車、家電などを大量にまとめ買いするなどの営業活動もしており、債権者によると、未払い金額はわかっているだけで約３億８０００万円という。茨城県警は詐欺事件の可能性もあるとみて、関係者から話を聞くなど事実確認を始めている。 債権者は茨城をはじめ、東京、埼玉、千葉などの物品納入業者や建築業者など約１３０人。「被害者の会」を結成して対応にあたっている。 同会によると、リフォーム会社は昨年秋に市内の元コンビニエンスストア店舗に事務所を開設、大量の折り込み広告を出すなどして営業を始めたという。当初は注文も小口で現金取引だったが、今年４月ごろから小切手や手形などで大量に注文するようになり、そのほとんどが未払いとなっているという。 市内のギフト店経営者は「顧客への贈答用にと４月にコーヒーセットの注文を受けた。その後、だんだん取引量が増え、５月３０日に事務所に請求書を持って行ったら、もぬけの殻だった」と憤る。未払い額は約２６０万円という。 債権者には同社から今月４日付で、会社を閉鎖する内容の文書が郵送されてきた。現地で採用された従業員らにも一方的な解雇通知が送られてきたという。(06/07 14:13) |