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2003年06月06日(金) 00時00分

空貸し、押し貸し…サラ金苦情3倍 県相談まとめ神戸新聞

 サラ金による不当請求トラブルについて、消費相談を受け付ける県立7センターに昨年度寄せられた相談件数が3倍に激増していることが、5日までの県のまとめで分かった。身に覚えのない返済を迫る“空貸し”や、勝手に入金して請求する“押し貸し”、法外な高金利請求などヤミ金融の問題は深刻化しており、県は「警察や専門相談窓口にすぐに相談して」と呼びかけている。

 昨年度、神戸生活創造センターや各生活科学センターなど県立七施設に寄せられた相談件数は、問い合わせを含めると一万五千六十件で、前年度より六百六十三件増加。うち苦情件数は一万七百十件で過去最高となった。

 苦情内容で最も多かったのは、「電話・インターネット関連」(二千三百二十八件)だったが、増加割合が高いのが「フリーローン・サラ金」の八百四十三件。二年前と比べると四・五倍にもなり、急増している様子がうかがえる。

 小野市の二十歳代女性の場合、債権回収業者から覚えのない督促電報が届き、業者に連絡すると「債権を買い取ったので二十万円払ってくれ」と迫られたという。尼崎市の主婦は消費者金融A社に融資を申し込んだところ、B社から「一万三千円振り込むので三万八千円返済しろ」と、一方的に銀行口座に振り込まれた。

 神戸生活創造センターは「まず、貸金業登録していないヤミ金融からの借り入れは危険。個人情報が業者間で流れる恐れがあり、聞き出されないように。身に覚えのない請求には一切応じる必要はない」と助言。「不況を反映した同種のトラブルは今後も増える傾向」とみている。同センターTEL078・360・0999

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/030606ke111550.html

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