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2003年06月06日(金) 14時35分

白装束集団への寄付総額20億円、リストなど押収読売新聞

 白装束の団体「パナウェーブ研究所」(千乃裕子代表)をめぐる自動車虚偽登録事件で、警視庁公安部や福井、山梨などの各県警が、東京・渋谷の関連会社事務所で、会員から総額約20億円の寄付があったことを示すリストや、キャラバンの活動費支出関係の領収書を押収していたことがわかった。

 団体資金の実態を示す資料が見つかったのは初めて。公安部では、この事務所が団体の「経理部門」だったとみて、団体関係者から事情を聞いている。

 リストが押収されたのは、渋谷区道玄坂の出版社「エルアール出版」の事務所。先月14日、警視庁公安部などが、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の容疑で捜索した際、事務所内のデスクの中から見つかった。同社の社長には、パナウェーブの上部団体「千乃正法」の幹部とみられる男性が就いている。

 リストには、200人以上の会員の名の横に「聖戦維持基金」として、最近数年分の寄付金額が記されており、1回あたりの寄付金は少ない場合で1万円、多いときには500万円以上のこともあった。同一人物が10回以上にわたって寄付しているケースもあり、寄付金の総額が7000万円にのぼっていた人もいた。リストの金額を合計すると約20億円にのぼるといい、公安部ですでに押収している通帳と照合するなど、裏付けを進めている。

 また、事務所からは、キャラバンのワゴン車のガソリン代や弁当代などのレシートも押収された。事務所にはふだん、男性2人が出入りしていたといい、公安部などでは事務所がキャラバンなど「千乃正法グループ」全体の経理を仕切っていたとみて調べている。警察庁によると、団体の会員数は約1200人。これまで資金実態は不透明だった。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030606i306.htm

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