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2003年06月06日(金) 12時31分

01年度・医薬品の副作用死、年間1239人産経新聞

 2001年度に薬による副作用死の疑いがあるとして、厚生労働省に報告された死者の数は1239人に上っていたことが6日、長妻昭衆院議員(民主)の質問主意書に対する政府の答弁書で明らかになった。

 医薬品の副作用による死者の全体像が明らかになったのは初めて。同省は「副作用を減らすには、情報を迅速に集め対策をとることが重要。医師から国への直接報告を義務化するなど、情報収集体制を強化したい」としている。

 厚労省によると、薬事法に基づき製薬会社や病院から報告された01年度の副作用症例報告数は2万6545例で、ピークだった前年度の2万7623例よりわずかに減少した。

 このうち、死者は1933人を数えた。しかし、薬との因果関係が不明な症例も含まれており、医師や製薬会社が医薬品の副作用による死亡の疑いがあると報告したのは1239人となるという。

 ただ、医師と製薬会社が同じ患者を報告している可能性もあるため、実際の死者数はこれよりも少ないとみられる。

http://www.sankei.co.jp/news/030606/0606sha050.htm

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