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2003年06月06日(金) 11時06分

医薬品の副作用死1200件・2001年度日経新聞



 2001年度に医療機関や製薬会社が報告した医薬品の副作用の件数は約2万6500件で、このうち約1200件は患者が副作用の疑いで死亡していたことが6日、厚生労働省のまとめで分かった。同省が薬の副作用による死者の全体像を明らかにしたのは初めて。

 長妻昭衆院議員(民主)の質問主意書に対する政府の答弁書で分かった。答弁書などによると、薬事法に基づき製薬会社や病院から報告された01年度の副作用症例報告件数は2万6545件で、最も多かった前年度の2万7623件より減った。報告のうち、患者が死亡していたのは1933件。薬の投与との因果関係が不明な症例も含まれており、医師や製薬会社が医薬品の副作用による死亡の疑いがあると報告したのはこのうち1239件だった。ただ医療機関と製薬会社が同じ患者を報告している場合もあり、一部は重複している可能性が大きいという。同省はこうした個別の報告を医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構のホームページ(http://www.pharmasys.gr.jp/)で公表している。  (11:45)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030606AT1G0600N06062003.html

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