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2003年06月05日(木) 16時50分
米カリスマ主婦起訴 証券詐欺や司法妨害罪（西日本新聞）【ニューヨーク４日寺本政司】米連邦大陪審は四日、株式のインサイダー取引をめぐり、「カリスマ主婦」として知られるマーサ・スチュワートさん（６１）を証券詐欺や司法妨害などの罪で起訴した。マーサ・ブランドは「おしゃれな生活様式」で日本でも人気だが、今後の審理次第ではイメージ低下に苦しむことになりそうだ。起訴状によると、株の取引自体ではなく、米司法当局の捜査で虚偽の陳述などをした捜査妨害が対象。スチュワート被告は罪状認否で無罪を主張した。一方、米証券取引委員会（ＳＥＣ）はこの日、インサイダー取引で投資家に損害を与えたなどとして、民事提訴した。 スチュワート被告は二〇〇一年十二月末、保有していた米医薬メーカーの株式を、同社の新薬が不承認となる前日に売却。同社の元最高経営責任者（ＣＥＯ）が親しい友人だったため、内部情報を知ることができたとの疑いが持たれていた。 スチュワート被告は一九九七年にマーサ・スチュワート・リビング・オムニメディア社を設立。年商は約三億ドル（約三百六十億円）になった。（西日本新聞） |