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2003年06月05日(木) 13時41分
＜プリマハム＞食品衛生法違反容疑で家宅捜索 警視庁（毎日新聞）流通大手の「イオン」（千葉市美浜区）が、「プリマハム」（東京都）に製造委託していた商品にアレルギー物質を含む成分が無断で使用されていた問題で、警視庁生活環境課などは５日、食品衛生法違反容疑で品川区東大井３のプリマハム本社など数カ所の家宅捜索を行った。調べなどによると、問題となったのはイオンの自社ブランド商品「トップバリュ アスパラ ベーコン」（２０８グラム、販売価格３９８円）。製造委託を受けたプリマハムは、仕様書にないベーコンを使用。表示が必要な卵白の成分アルブミンが含まれていたにもかかわらず、表示しなかった疑い。アルブミンは一部の人にアレルギーを起こす可能性があるとして、同法で食品への表示が義務付けられている。 この商品は昨年４月から今年１月まで全国の「ジャスコ」や「マックスバリュ」などイオングループ約７５０店舗で４７万パックが販売された。同月、イオンの自主検査でアルブミンが含まれていたことが発覚。プリマハムとの取引を停止するなどの措置をとったうえで、警視庁に同法違反容疑で告発した。プリマハムは「静岡県内の業者に製造委託しており、不正表示は知らなかった」などと説明していた。 プリマハムはハム・ソーセージ、食肉の加工食品の製造販売業で、同社のホームページによると、０２年３月期の売り上げは２３４４億円。【田中義宏】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030605-00001057-mai-soci |