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2003年06月04日(水) 00時00分

防災情報、ネットでどうぞ 政令市で初めて 川崎市 東京新聞

 地震や大雨などの災害時、インターネットを通じて震度や雨量をリアルタイムで確認できるシステムが三日、スタートした。河川水位や潮位、市内天気と併せて提供するのは全国の政令市では川崎市が初めて。市民の不安や局地的豪雨被害の軽減に威力を発揮しそうだ。 (松本 観史)

 市のホームページからアクセスできるサービスの正式名称は「防災行政無線テレメータシステム」。全国的な行政情報提供の電子化の流れに沿い、市が約三億五千万円かけて導入した。

 配信される情報は(1)雨量(2)水位(3)潮位(4)震度(5)市内天気−の五つ。雨量は建設センターや消防出張所など市内二十七カ所のデータが画面に表れ、水位は平瀬川や五反田川など市内六河川のほか、国管理の多摩川や鶴見川の様子もリンクすればすぐに分かる。雨量と水位、潮位はいずれも十分ごとに更新される。

 震度は各区役所など十カ所。建設局の担当者は「テレビをつけて震度を確認するより早いかもしれない」と胸を張る。

 市内天気は気象予報会社に委託。東部と西部に分け、気温や紫外線の強さ、洗濯日和かどうかを表示する。花粉シーズンには花粉の飛散情報も追加される。

 市防災対策室によると過去十年間に市内で床上と床下合わせて四百八十六棟の浸水被害があった。このうち平成十年は宮前区菅生と麻生区の片平地区の六棟だけが局地的な浸水被害を受けている。

 市内は緑地の有無などから、川崎区など東部と多摩区など西部での雨の降り方に違いがあるといわれ頻繁に更新される防災情報が被害軽減に役立つと期待される。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20030604/lcl_____kgw_____003.shtml

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