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2003年06月04日(水) 00時00分

「債権回収頼まれた。手荒な回収する」架空の返済要求急増 秋田県内河北新報

 「あなたの債権回収を依頼された。少々手荒な回収をする。返済の意思があるときは大至急連絡されたい」—。譲渡債権の回収名目で、支払いを迫る文書が届いたなどと秋田県警への被害相談が増えている。いずれも本人の身に覚えのない料金振り込み要求で、県警は悪質な業者が使用している指定口座の一つを東京都内の信用金庫に凍結するよう依頼した。県警では「不審な請求を受けたら、一人で解決しようと思わず、必ず相談して」と呼び掛けている。

 県警広報広聴課によると、要求内容は「架空の団体を名乗り、債権を譲り受けたと迫る」「弔電に実在しない債務返済を要求する文書を忍ばせる」「不倫など秘密の暴露をにおわす」など。相談件数はことし2月ごろから増え始め、5月末までに449件に達した。このうち5月は221件と急増している。

 手口は、アダルトサイトの利用料を要求する際に、メールアドレスや携帯電話番号を明記。そこへ連絡をすると、被害者のメールアドレスや携帯電話番号が勝手に登録され、また、電話の際にも言葉巧みに被害者の職業や勤務先などの個人情報を聞き出し、執拗(しつよう)に返済を迫るという。

 こうした架空の要求は詐欺、恐喝の罪に当たると考えられる。このため県警は5月30日、詐欺の疑いが強いとみて、架空債務約18万円の現金振り込み請求をした、東京都に本店を置く信用金庫の個人名義口座の凍結を依頼、今月1日から入出金が凍結されている。
 県警は相談があった悪質な75団体について、名称を一部伏せ字にした上で請求名目、請求手段を明記し県警のホームページ(HP)で公開している。

 県警は「連絡先が携帯電話、振込先が個人名の口座は怪しい。身に覚えのない請求を受けたときは、郵便物や電報は廃棄するか無視。電話なら毅然(きぜん)とした態度で拒否してほしい」と話している。
 問い合わせは、県民警察安全相談センター018(864)9110、または#9110へ。県警HPのアドレスはhttp://www.akita-kenkei.net/kenkei/

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/06/20030605t43015.htm

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