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2003年06月04日(水) 00時00分

オウム大阪道場 突然の転入に困惑朝日新聞・

 オウム真理教(アーレフに改称)は3日、東住吉区から西成区へ1日に移転した大阪道場の内部を報道陣に公開した。道場には畳が敷き詰められ、すでに信徒が修行を始めていた。区役所や地元住民は突然の転入に困惑している。

 移転先は西成区中開1丁目の商業ビルの4、5階。JR今宮駅に近く、国道43号に面している。4階は事務所と道場、5階は居住スペースで、70畳ほどの道場には祭壇が設けられ、信徒約10人が経典を読んだり瞑想(めいそう)したりして修行をしていた。

 池田光一・広報担当によると、道場に住み込んでいるのは20代から40代の出家信徒18人。ほかに在家信徒が約130人いる。1日には上祐史浩代表も参加して道場開きの儀式があった。上祐代表は今後も月1回ほど訪れ、説法会を開く予定という。池田氏は「地元住民に道場内を公開するなど、コミュニケーションを深めて不安の解消に努めたい」と話した。

 信徒13人は2日までに区役所に転入届を出したが、9人は受理され、4人は拒否された。西成区区民企画室は「同じ住所に何人もの転入届が出たため、途中でオウム信徒と気づいて受理を保留した。住民に強い拒否反応があり、その思いを代弁した。今後どうするか、市と相談したい」としている。

 大阪道場をめぐっては今年2月、吹田市から西成区に移る計画が持ち上がったが、署名活動やデモ行進など住民による反対運動で、教団側が断念。道場は2月末に東住吉区内に移転したが、そこでも住民の反対運動が続いていた。西成区地域振興会の西田實副会長は「一度は転入を阻止し、安心していた矢先だけに驚いている。虚をつかれた思いだ。徹底的に退去を求めていきたい」と話している。
(6/4)

http://mytown.asahi.com/osaka/news02.asp?kiji=534

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